切り株で休憩

ときどき花を買います

お題:わたしの宝物

お題「わたしの宝物」

幸せってなんだろうの回答は「家族が楽しそうにしていること」、つまり「わたしの宝物は家族」と言える。美しい一文だ。しかし、気持ちが沈んでいる時にこのことを思うと自嘲的になり私って空っぽだよなと感じる。私自身が置いてきぼりな一文なので。

20数年かけた育児の記憶や思い出は本当に宝物だ。写真を見るたびに微笑ましく涙がこぼれるほど愛しい。今後もずっと宝物が宝物としてそこにいてくれることは本当にありがたいのだけれど、子供たちと離れたら、具体的に何をしていけばいいのかな。途方に暮れてしまう。

一つずつ目の前の仕事をこなし、趣味の時間を持ち、淡々と日々を過ごしていけばいいんだという「正答」は頭では理解している。趣味がない人でもないし、夫とも仲が良いし、一人遊びも得意だ。でもそうやって「わたしは大丈夫」と強がることに疲れた。気持ちが付いて行っていないのだから、今はとことんへこたれてもいいと思う。

育児期間からの過渡期、そして次のステージで「わたしの宝物」は何になるのか。その答えがしっくりと気持ちや体に馴染むまでは、ここで駄文を書き続けようと思う。