切り株で休憩

ときどき花を買います

空の巣症候群か

子供らはいよいよ自立に向かい、進んでいくようだ。おめでとう。幸あれ。心からそう願っている。

と同時に、育児期間の終了、子の巣立ち、空の巣症候群、セカンドライフ、過渡期、そして更年期といった月並みな言葉たちを身をもって実感している。つらい。

きらきら眩かった場面は過ぎ去ろうとしている。何の後悔もない、幸せな暮らしだった。ありがとう。

で? 次はどこに行けばいいのか。目指すものが不明瞭で私は少し、いやかなり戸惑っている。孤独と自由はこんなにも隣り合わせ。

行きたい場所はどこなのか。山なのか海辺なのか。仕事はどうするのか。自由なはずだけれど行き先が分からない。靄がかかっている。先が見えないままで、どこかに続く細い橋を渡っている感じ、ふらふら覚束ない足取りで、恐怖も感じている。休みたい。

 

そう、私は休憩する口実を探している。本当は休みたい。何もしたくない。切り株か何かに座りたい。ここで休んでいいのかどうか誰かに尋ねたい。へとへとなのに、まだ歩かなきゃいけないのですかと嘆きたい気持ち。しかし子供の前ではもう少ししっかりしておかなきゃいけないよね。と勝手に決めてしまって、無理して踏ん張っている。

古今東西、似た状況の人は本当にたくさんいるだろうと思う。今はこんなに孤独感に苛まれているけれど、おそらく世界中に共感してくれる仲間がいるはずだ。

私は少し働いて適当に家事をこなす、どこにでもいる日本人女性だ。ありふれた記録に過ぎないけれど、自身の気晴らしになるだろうし、いつか誰かの役に立つかもしれないし。

リアルタイムの嘘偽りのない記録をときどきここに投稿しようと思う。