自分の本棚に並ぶ既読の本、とりわけ、お気に入りで何度も読んでしまう小説や漫画本ってありますよね。
何度めくっても飽きない。読書、大好きです。好きな本の中にある言葉たちによって私は生かされているのかもなあ、と思うぐらいです。あと、このように書くことによっても生かされている。
本棚の書物は、つまり、古くからの友人のようなものかしら。それに比べて本屋さんで手に取る新刊書は、新しい出会い、新しい知人友人かな。
いやいや、そんなことはないか。その比喩は、間違っていますね。古い友人も家族も、本のようにそこにいない。常に変化し続けているものね。遠方の友人も、近くのママ友たちも、久しぶりに会うと、懐かしくはあるけれど、お茶やお酒を飲みながら話されるストーリーは「あの頃」の話よりも「今」のことだものね。後日譚、続編、第2話、第5話、スピンオフ、そんな感じ。続きもの。人は本と違って生きているからね、本棚にはとどまっていないか。
亡くなった人たちやペットの物語は、まあ、そこでおしまいなのだけれども。
私を愛してくれていた祖父母たちや犬たち、よく夢に出てきてくれるので、ある意味、遠くの友人たちよりも身近な感じがします。
スピリチュアル的な話はよく分かんないですが、それこそ、本棚ではないにせよ、そばで佇んでくれているように思います。ふしぎだね。