途中下車も旅のうち

新しく「旅にまつわること」というカテゴリーを作りました。

私は旅が大好き。知らない街を歩くのはわくわくします。でも、われわれの結婚生活って旅の頻度が低めで、その点だけが残念なポイントでした。ごく初期から子どもを授かったということと、夫が多忙、実家が遠方ということが重なってしまってて。

帰省のついで、出張のついでという具合に「寄り道」の旅しかできなかったんですよね。シンプルにスケジュールを組んで「さあ、旅に出よう」という旅は滅多に行けなかった。

若いときはそのことが本当につらかったです。寄り道も、途中下車も旅のうちなのに、どうにも納得できなくて。

家族旅行の話を聞くたび、羨ましいなあ～って思ったし、旅行したいのにできないという状況は「なんで私ばっかり」という拘束感につながっていたと思います。独身のころは一人旅によく行っていたから、余計でした。

子どもが大きくなって、一人旅は行けるようになったけど、本当はもっと何度も家族旅行がしたかったなあ。状況からして仕方ないし、ついでの観光も思い出深いし、もちろん楽しかったのだけどね。

人間って、本当に「ないものねだり」をする生き物です。

もうすぐ子どもが引っ越しをするので、手伝いに行きつつ、帰り道に途中下車しようかなとぼんやり考えています。知らない街を歩こう。そのうち夫とも、二人旅ができればいいなあ。