たどる
「辿る(たどる)」という言い回しを、夫の先生が好んで使っていらして、とてもいい言葉だなと時々思い出します。
人は皆、望む望まないにかかわらず、個々それぞれの生き方をしてきた。幼少期と学生時代、出会いと別れ、仕事や家庭……ここまで、自分自身が辿ってきた唯一の道がある。時にその道を振り返ることで、今日明日、これから先にすべきことが見えてくるんだよ
……みたいなことをおっしゃっていた。
後ろ向きにクヨクヨと過去を振り返るとか、単純に懐かしむだけではなくて、俯瞰して客観的に観察し、前向きな分析をして、技術の向上につなげるということだと思う。たぶん。
私自身には技術とか、そういったことはあまり関係ないんだけどね。
この「辿る」という言葉をふと思い出すたびに、私もつたないながら、今日までいろんなこと頑張ってきたなあと思うんですよね。たまには自分を褒めてあげよう。