がんばりたくないナー
お題に沿って書くという一体感の心地よさよ。見知らぬ人たちと同じお題で言葉をつむぐというのは、和歌を詠むようなものですね。Twitterのハッシュタグも似てますね。ちょっぴり雅な時間。
和歌といえば「ちはやふる」という漫画、ご存じですか。もったいなくてまだ最後まで読んでないけど大好き。本当によくできたストーリーです。
百人一首にある歌の一つに、下の句で、「人こそ見えね 秋は来にけり」というのがあります。孤独な暮らしであっても秋は訪れてくれる。ホントにそうですよね。寒くなってきて、庭の草木も枯れ、すっかり秋になりました。
今週のお題「わたしは○○ナー」
さて、「わたしは」……
なんだろう、現状のわたしは「リスナー」みたいにしゃれた語感の「ナー」に当てはまらなくて、ウウムと考えていたら「がんばりたくないなー」という呟きを先に思い浮かべてしまいました。
がんばりすぎてしまう、うまく「ナー」に当てはめなきゃと思ってしまう、ちゃんとがんばらなきゃ駄目と空回りしてしまう性格が、一周回って「めんどくさがり」に到達しているんですよね。
今日だって、ぼんやりしていたらあっという間に日が暮れてしまったし…。庭に植えようと思って買った種のために、土を掘り返したいと思っているのに時間が取れませんでした。まさに秋の夕暮れ……。まあいいか、とも思うんですけどね。庭づくりも無理はしたくない。
そう、「わたしは、がんばりたくないナー。ゆっくり気楽に暮らしたいナー」ということで。他の方のお題投稿も、ゆっくり見てみようと思います。
やえむぐら しげれる宿の寂しきに 人こそ見えね 秋は来にけり(恵慶)
むらさめの 露もまだひぬ槇の葉に きりたちのぼる 秋の夕暮れ(寂蓮)