切り株で休憩

ときどき花を買います

嗜好品との付き合い方

コーヒーやたばこ、お茶や酒といった嗜好品、「これ好き」となってしばらくハマると、「もっと知りたい」欲求に駆られませんか。

専門書を読み、マスターに尋ねた蘊蓄をためこみ、そして人に話したくなる。通っぽいものが好みに合うと自分は偉いような気までしてくる。希少な嗜好品は宝石のようなもので、人の虚栄心やプライドを擽(くすぐ)るってことなんでしょうね。

「くすぐる」ってこんな漢字を書くんですね。知らなかった!団欒のランに似てて納得。くすぐられるのは、心地よいってことかな。団欒と同じで、楽しくて笑顔になる。いいこと。

そんなわけで、どの嗜好品も気に入った銘柄ばかりを注文していた時期がありました。

でも今は「本日のおすすめ、ホットで」などと言うことも増えました。老いては子に従えというか、初心に帰って、知らない品種に出会うにはおすすめを試すのが手っとり早いと改めて気づいたからです。

自分の好みがガチガチに固まってしまうと、新しい出会いには行き着かないんですよね。一周まわって、それはもったいないことだなあと感じています。

ところで、今朝挽いたコーヒー豆は普通の豆と比べると大ぶりの品種でした。どこかの国から遠路遥々私の家まで来てくれてありがとう。おいしくいただきましたよ。