夫婦、足並みそろえる？

扶養から抜けたい！　みたいな漫画あるじゃないですか。アプリで途中まで読んで、いやになってしまいました。

優しくしてもらえない、好きな仕事ができない、子どもが小さくて家が散らかる…   不自由なのは何でもかんでも相手のせいにして、自分に都合の悪いところは伏せて友達に愚痴る。余裕がない夫に当たられたら、妻も仕返しに嫌味を言う。毒々しい内容ですよね。

フィクションだと思うし、実話だとしても若気の至りだろうけど。つらくて慌てて閉じちゃいました。もちろん、私も似た立場だったし、登場人物の気持ちは分かりますよ。分かるからこそ、無理〜となってしまった。エンタメとして楽しめるストーリーではない。ただ、考えるきっかけにはなりました。

「男とは、女とは」とくくるのは主語が大きくて苦手ですが、外で働く人、家にいる人、老若男女誰もが皆立場が違うので、何も言わずに察してもらうのはムリなんですよね。

誰かと一緒に暮らして日々を楽しむためには、お互いに意思表示しつつ、必死で想像力を働かせないと相手の気持ちなんて全く分からないです。

なんで分かってくれないの？と思いがちだった昔の私に言ってあげたい。大丈夫、他の人の気持ちは分からなくて普通だよ。彼があなたに興味ないわけでなくて仕事をきっちりしているだけ。あなたを信頼して任せてくれてるだけだよ。大丈夫だよ。

そんなこと言われても納得できないだろうけど。昔の私は、夫と足並みを揃えて、見つめ合っていたい時期がありました。我ながら可愛らしい…。夫は多忙なので寂しかったんですよね。

今は、夫婦の足並みなんてバラバラでいいと思ってます。互いに信頼しているからこそ、別々のほうを向いて歩いているくらいがちょうどいい。私も大人になったものです。